粉瘤(アテローム)のくり抜き法

感染性粉瘤の一般的な治療方針

 粉瘤の根治的な治療法は完全摘出です。しかし、感染している感染性粉瘤では、根治的な摘出がしづらいので、ひとまず排膿のみ行い、後日感染が治まってから根治的摘出を行うことが多いです。DSCF5137

摘出手術のデザイン

 また、摘出方法には一般的に単純な皮膚切除(紡錘形デザイン)と嚢腫摘出が行われます。紡錘形デザインは粉瘤の最も表皮の浅いところを切除範囲に含めます。長さは直径に合わせます。嚢腫を破らずに完全に取ることができます。この摘出方法は傷痕が線状に残ることになります。距離のある線状の傷痕が気になる部位では好まれませんが、確実性の高い治療方法です。

感染性粉瘤とくりぬき法

 傷痕を最小限にするために、くりぬき法があります。粉瘤の最も浅く存在する場所を中心に小さな皮膚パンチで皮膚をくり抜き、そこから粉瘤の内容物をまず圧出して無くし、その後嚢腫壁を剥離して摘出する方法です。DSCF5141

傷痕が小さな丸い瘢痕で済みますが、小さな穴から嚢腫壁をはがしていくと良く見えないところや癒着の強いところで破ってしまい取り残すリスクがあります。嚢腫壁が取り残されると再発の危険性が増します。粉瘤の中には嚢腫壁が大変脆弱なものがあり、すぐにズタズタに破れるので心配です。また感染した粉瘤は紡錘形デザインで取ろう思っても感染のためほぼ確実に嚢腫壁がズタズタです。それならばまずくり抜きで排膿し、取れるだけ嚢腫壁を取りだし、取り残した恐れのある部分は書き出すように組織を引き出し綺麗にするしかありません。粘って丹念にこの操作をすると、たとえ感染性粉瘤でも割と再発せずに過ごすことが多いと思っています。

 

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