粉瘤を取るか、取らないか。
粉瘤(アテローム)という良性の皮膚腫瘍があります。よく脂肪の塊なんて言われ、皮膚表面に盛り上がった、はっきりしたおできです。関節付近にできる、ガングリオンとは違います。
皮膚の中に袋が形成され、その中に垢がたまってしまったようなできものと言えます。
必ずしも盛り上がって外からわかるかというと、そうでもありません。ふとした時に触ってみて、「こんなところにしこりがある!」と、自分でしか気付かないこともよくあります。
放っておいて大丈夫かと言われると、粉瘤は感染性粉瘤と言って、時にばい菌に侵され、膿んでしまうことがあります。痛くて、赤くて、膿がでて、臭くて、きっと病院へ行くことになります。また、感染せずとも徐々に大きくなって、整容的に問題となることもあります。
治療は外科的治療、すなわち手術です。薬を塗ったり飲んだりしても治りません。
手術?ほんとに切るべきなの?切りたいのに、切ってくれないの?などと言われることがありますので、手術を勧める粉瘤をあげます。
★感染性粉瘤
痛くて仕方ないので、まず中の膿と、内容物(垢です)を除去すべきです。できれば袋も掻き出して除去するようにしています。よく
治っても、しばらくすると残存した袋から再発する可能性はありますが、感染は何らかの処置をすべきことが多いです。
★見た目にわかる大きさのもの
これは絶対手術した方が良いとは言いませんが、人に指摘されるものは取りたいと思われることが多いです。ただし、手術をすると、キズ痕が残ります。キズ痕が目立つか、粉瘤が目立つか、天秤にかけて判断します。キズ痕は徐々に目立たなくなじんできますが、絶対に消えるキズ痕など、存在しません。
逆に、小さくて、自分で触れてしこりがわかるが、人からはわからない小さな粉瘤は、わざわざキズ痕をのこしてまで、今手術しなくても良いと考えることもできます。このまま大きさが変わらなければ、そして、感染を起こさなければ、何も問題はないのですから。
見た目はわかりませんが、しこりが気になって気になってしょうがない!という方も、よく来られます。取るか取らないか、よく考えてくださいと言っています。特に顔面部です。
皮膚の中に袋が形成され、その中に垢がたまってしまったようなできものと言えます。
必ずしも盛り上がって外からわかるかというと、そうでもありません。ふとした時に触ってみて、「こんなところにしこりがある!」と、自分でしか気付かないこともよくあります。
放っておいて大丈夫かと言われると、粉瘤は感染性粉瘤と言って、時にばい菌に侵され、膿んでしまうことがあります。痛くて、赤くて、膿がでて、臭くて、きっと病院へ行くことになります。また、感染せずとも徐々に大きくなって、整容的に問題となることもあります。
治療は外科的治療、すなわち手術です。薬を塗ったり飲んだりしても治りません。
手術?ほんとに切るべきなの?切りたいのに、切ってくれないの?などと言われることがありますので、手術を勧める粉瘤をあげます。
★感染性粉瘤
痛くて仕方ないので、まず中の膿と、内容物(垢です)を除去すべきです。できれば袋も掻き出して除去するようにしています。よく
治っても、しばらくすると残存した袋から再発する可能性はありますが、感染は何らかの処置をすべきことが多いです。
★見た目にわかる大きさのもの
これは絶対手術した方が良いとは言いませんが、人に指摘されるものは取りたいと思われることが多いです。ただし、手術をすると、キズ痕が残ります。キズ痕が目立つか、粉瘤が目立つか、天秤にかけて判断します。キズ痕は徐々に目立たなくなじんできますが、絶対に消えるキズ痕など、存在しません。
逆に、小さくて、自分で触れてしこりがわかるが、人からはわからない小さな粉瘤は、わざわざキズ痕をのこしてまで、今手術しなくても良いと考えることもできます。このまま大きさが変わらなければ、そして、感染を起こさなければ、何も問題はないのですから。
見た目はわかりませんが、しこりが気になって気になってしょうがない!という方も、よく来られます。取るか取らないか、よく考えてくださいと言っています。特に顔面部です。