おでこのボトックスはオーダーメードで。

 ボトックス注射とは、一般的にA型ボツリヌストキシン注入療法と呼ぶものです。
この薬剤をある部位の皮膚に注入し、以下のような効果が得られます。

①表情ジワ(おでこのシワ、目尻のシワ、眉間のシワなど)を取る。
②肌のハリ・ツヤを改善する。
③汗を出なくする。(手のひら、わき、足の裏など)
④筋肉を痩せさせて、細くする。(エラ張り、ふくらはぎ)
⑤部分的な痙攣や硬直を止めたり緩めたりする。(目元のピクピクなど)


 当院では上記全て対応可能です。(詳細は割愛します)

 美容診療の中でもボトックス注射で前額(おでこのシワ)ボトックスは人気がある施術で、施術後、前頭筋を麻痺させ眉毛を上に挙げにくくするため、おでこのシワができづらくなるというものです。

 通常、おでこに深く刻まれたシワがなければ、注入後3日目ぐらいからツルツルになり、大変喜ばれます。

 しかし、筋肉を麻痺させるという性質上、喜ばれない作用も起こり得ますえ。皆が皆起こるわけでもありませんし、程度も様々です。多くの方ご満足頂くのですが、以下の副作用のことも知っていただきたいと思っています。

ⅰ,おでこが重く感じる。
     これは1ヶ月以内には慣れて治まります。物が乗っている感覚だ、紙が張り付いたような感覚だと言われます。

ⅱ,上まぶたが重く感じる。
      元々上まぶたの開きが悪い(眼瞼下垂やたるみ)方は、日頃から無意識に眉毛を挙げて目の開きを補助しています。(前頭筋開瞼) こういったときにボトックスで前頭筋を麻痺させると瞼の開きがさらに悪くなります。

ⅲ,目つきや表情がキツくなった。
       おでこのシワはできなくなったが、友達や家族に表情がキツくなったと言われる方がいます。この原因は二つあると思います。

        一つはⅱで述べたように、おでこの麻痺で眉毛の位置が下がり、目と眉毛の距離が近くなったため、目つきがキツくなったと感じるのです。

        もう一つは“スポックブロー”です。これは眉毛の外側の方だけつり上がってみえてしまう現象です。なぜこのようなことが起こるかというと注入部位が関係します。通常教科書的には、おでこの端の方(眉毛の中央から外側あたりのおでこ)は注入を避けています。これはおでこの端のほうが麻痺して眉毛の外側が下がったら、逆に老けた印象になるからと言われています。しかし、おでこの中央のみ麻痺させるということは、眉毛の外側だけ上がって見え、表情がキツくなって見えます。

ⅳ,眉毛の端寄りのおでこにシワが残る。
   これは上述のスポックブローと同じで、注入を避けた部位はしわ寄せができますから、この部位だけシワが残ります。

 



 私は初回は教科書通り注入することが多いですが、2回目以降は初回の結果を踏まえ、その人にあったオーダーメードな注入を心がけています。
 注入部位を少し変化させたり(細かく要望を聞いてデザインする)、量や濃度を増減させます。
濃度によって薬剤の拡散範囲が変わってきます。

 よく患者さんから耳にするのは、以前、注入したら、上記の理由で不満な結果になった。もうやりません、、、でも、、、おでこのシワをなんとかしたい、、、!
  こう言った声に応えられるよう、注入を工夫したり、眼瞼下垂手術や前額リフト手術など、組み合わせたり、一緒に考えてみたいと思っています。

 考え方によっては、約4か月で効果は切れてきますから、放っておけばそのうち治ると言ってしまうのもありかもしれません。

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